お話ししようよ[4]同じエネルギーなら、不安より、未来づくりに向けたい

画像
「時間」と「心」がテーマの著者、藤沢優月です。
どんな、おうち時間をお過ごしですか?


重ねて、お仕事の皆さま、今日もおつかれさまです。

今、現場で働いている「お仲間さん」にも、あとで、まとめ読みしていただけるように……。
記事に番号をふって、配信しておきますね。


どのような立場の方も、安全でありますように。
くれぐれも、大事にしてください。

文節区切りの線

心理学や脳科学を勉強している者なら、机上の論理としてで「だけ」はなく、現場の「生の」経験として、知っていることですが……。
人の想いには、現実として、一定のエネルギーがある。

たとえば、今は世間がみんな、全体的に、とても不安ですよね。
先も見えないし、いつ、事態が収束するかもわからない。

「予測不可能性」
これが、人間にとって、いちばん大きなストレスのひとつ。
未来を描いて、安心を作ろうとする人間にとって、「予測不可能性」は、ものすごい脅威だと思う。


ただいまは、「自粛警察」なる言葉が、あるそうですが……。
要するに、不安なのですよね、皆。


ところが、同じエネルギーを、違う方向に使うこともできる。
そして、人生を建設的に進めている人は、そのやり方を、経験的に学習してきている。


文節区切りの線

たとえばですが、ものごとを変える時って、エネルギーが必要ですよね。
職業を変える。
パートナーシップを見直す。
生き方を変える。

今まで、良くも悪くも、たとえ中途半端な形でも、安定していた何か。
その安定を「変える」とは、ものすごいエネルギーが必要な行為です。

そして、なにごとも、「悪い一方」ということは、ない。 不思議と、本当にそう。

非常時ということ。
それは、通常モードでは決して入らない、人生の非常スイッチが、「ON」になっているということ

神経が、常に張り詰め、感覚が、研ぎ澄まされている。
生き残るために、あらゆることをする態勢が、人体の側で、盤石に整っている。

たとえるなら、普段は温存していた、大容量電源が ON になっている。
危機を、乗り越えてゆくために。


ちなみに、ずっと「危機モード」だと、燃え尽きてしまう。
蓄電だって、尽きちゃいますよね。
だから、この「危機モード」は、いずれ「OFF」になる。

「OFF」になると、くつろげる。
けれど、何かを大きく変えようとするエネルギーは、その中からは、出てこない。


今は偶然、多くの人の心身が、この「非常電源モード」に入っています。
この大きなエネルギーを、もちろん、不満をぶちまけるために使うこともできる。
大規模電源にコネクトしていますから、それはそれは、刃も鋭くなれるはず。

あるいは、新しい未来を作るために、使うこともできる。
そのためのエネルギーに、向けることができる。


文節区切りの線

『夢かな手帳』の著者として、おそらく、のんびりしたイメージが強い私ですが……。

もともとは私、いわゆる虐待家庭の、サバイバーなのです。
これが、私のメインのアイデンティティ。
(その経験の粋を、ONSA WORKSHOP に込めています)

「危機のエネルギーを、未来を作ることに、転換する」
この行為は、私にとっては長らく、現実だったわけなのです。


これを読まれている方の中には、似たような経験の方も、いらっしゃるかもしれません。
あるいは、そのようなことに、幸いながら、無縁であった方も。


どちらの場合でも、とにかく、参考になるといいです。
前向きなほうが、ホッとしますしね。

そのようなわけで、次回は、このエネルギーを活かして「未来を作る」という話に、駒を進めたいです。


それでは、また。
また、メッセージを書きにきます。