お話ししようよ[5]不安な時の、安心のための処方箋

画像
「時間」と「心」がテーマの著者、藤沢優月です。

今日も、STAY HOME からのお届けです。

ひとつ、話題をはさませてください。
ゴールデンウィークの疲れも、外出制限疲れも、出る頃と思われますので。

もう、知っていることかもしれないですし、あなた独自のお気に入りも、あると思います。
その上で、もし、よかったら。

文節区切りの線

ONSA WORKSHOP にご参加になる皆さまに、最初、訓練していただくことがあります。
それは、不安への対処法。

大きな不安や、大きな感情と向き合った「後」に、必ずやってくる。
クレンジング・リアクション(好転反応)への、対処方法です。


これは、経験と練習しかない。
そして、いわゆるクレンジング・リアクションのことを「知っている」というだけで、不安が、ものすごく和らぎます。
もし、知らなければ、
「これは、なんだ?」
「だんだん、不安になってきた」
「落ち着かない」
こんなふうに、心がどんどんこわばって、不安のスパイラルに落ちてゆく。

でも、クレンジング・リアクションが「やってくる」ことを、あらかじめ、知識として知っていれば。おまけに、対処方法まで知っていれば、落ち着いていられます。

文節区切りの線

クレンジング・リアクションとは、ご存知ですよね。
ものごとが、よくなる前に、いったん悪くなる(ように思われる)こと。

その実は、古い状態を、手放しているだけなのです。

ですが、慣れた状態から離れることは、いずれにせよ、不安をともなう。
気持ちが落ち込んだり、イライラしたり、怒りっぽくなったり、感情が逆立ったりします。


今は、まるで世界中が、クレンジング・リアクションの、さいちゅうみたいな感じですね。 今までの方法はもう、手放さないといけなくなってしまったのだから。


文節区切りの線

そんな、クレンジング・リアクションのさいちゅうに、心がけるとよいことがあります。 リストにして、まとめてみました。


・ゆっくり休む、ゆっくり眠る。
行動ペースは、いつもの6割7割で、上等のつもりで。

・自分を、責めないこと。
変化のさいちゅうは、いつもどおりにゆかないのが、当たりまえなのだから。

・温かなお茶を飲んで、ゆっくりする。
酒・コーヒー・刺激物は、身体を冷やすので控える。
身体が冷えてしまうと、神経が張り詰めてしまうから。

いっときは、気分が「上がる」けれど、緊張のサイクルから出られないのでは、逆効果になってしまう。
温かで、よい香りで、好きな飲み物をいただく。

・泣きたかったら、泣く。
泣くことを、無理にとめない。
涙を通じて、本当に、ストレス物質が出てゆくから。
何より、自分が「人間なのだ」と確認できて、ホッとするから。

・甘いものを、食べて大丈夫。
不安でぐるぐる思考になっている時は、脳がたくさん働いています。
脳は、疲れている。
だから、(ここがポイントですが)おいしくいただけるものを、味わって、いただく。

・栄養価のあるものを、ゆっくりいただく。
身体が健やかであることは、心が安定する上で、何より大事なこと。

・いつもより、睡眠時間は多めの配分で。
とにかく、ゆっくり休んでください。

クレンジング・リアクションは、反応が終了した時に、自動的に浮上している。
気持ちも、人生も。

何度体験しても、不思議です。


前を向いた方が、気が楽になるなら、そうすればいいと思う。
あるいは、無理をしてまで、前向きになる必要はないと思う。

あなたのペースで、ゆっくり休んでくださいね。
ご自身を、いたわれますように。


それでは、また。
また、メッセージを書きに来ます。