みんな違う。できる人が、今できることを、すればいいよね

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「時間」と「心」がテーマの著者、藤沢優月です。

すみません。
今日は話の流れ上、いつもなら話さないことから、スタートさせてください。


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ゴールデンウィーク最後の日に、自宅至近の夜間救急に、匿名で、甘いものを差し入れてきました。

「連休の当番、ほんとうに、おつかれさまです」
「こんな時も、いつも、ありがとう」
こんな気持ちを込めて。

とはいえ、救急ですから、重篤な方もいらっしゃるかもしれない。
私は施設には入れないので、ガードマンのおじさんに託します。


ここは、いつものウォーキングコース。
夜間ですから、救急とはいえ、誘導員もそこそこ暇。

「がんばるねー!」
私が周回してくるたびに、おじさんも、声をかけてくれる。
そんな、ガードマンのおじさんに、感謝と甘味を託してきました。


近所の救急に、差し入れたつもりでもあり。同時に、気持ちは、全国の、同じ立場の皆さまに。 重ねて、弊社のお客様の中にも、現場に立っている方々が、たくさんいらっしゃいます。


せめて、つかのまでも、ホッとできますように。
日々の激闘を考えると、本当に泣きそうです。
でも、私が泣いてはいられないので、気持ちを形にして、託してきました。


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「仲よくしたい」 ただただ、そう願うばかりです。

みんな、できることをしている。
そして、その時にできることは、みんな違う。


子の手を引いた、お母さん。
健康そうな、お兄さん。
おじいちゃん、おばあちゃん。

それぞれの、大切な事情があって、今、そこにいるかもしれない。


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自分だって、そうだった。
まだ、とても若い頃。いわゆる「機能不全家族問題」の影響で、その先、生きてゆけるかさえわからないほど、弱って倒れていた時……。

私は何ひとつ、実りあることが、できなかった。
そして、たくさんの方々に、助けていただきました。

でも、その時の私は、見た目上、まったくの健康体でした。
「なんでこの人、動けないの?」
「若くて、健康そうなのに」
そう思った人だって、きっと、いたと思います。


だから今、何もできない人たちの立場も、体験として、すごくわかる。

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今は、自身の専門となった「機能不全家族問題」。
知識として知っていれば、たとえ本人はそうしたくとも、特性上、ルール等を守ることができない(適切に理解できない)層が、人口比約20%程度存在することもわかる。

肯定的な意味で、仕方がない。
その方々だって、そうなりたくて、その立場になったわけじゃない。

確かに、してはいけないことは、できれば、しないでほしい。

でも、それで人格全部・存在全部を攻撃するのは、違うと思う。
非常時には、価値観が混乱してしまうから、今は特に、慎重に気をつけないといけない。



できる人が、できることを、粛々としてゆくしかない。
そして、そんな状況だから、病院はきっと、阿鼻叫喚になっているだろう。

だから、ほんのいっときでも、甘いものを。
直接声をかけて、お茶を淹れてあげたい。できることなら、そうしたいです。

毎日、本当に、おつかれさまです。
体調を崩さないよう、大事にしてくださいね。


もちろん、STAY HOME がまだまだ続く、あなたも。
みんな、それぞれのあり方で、自分と互いを、大切にし合えたらいいですね。


それでは、また。
また、メッセージを書きにきます。