新刊『光の航跡』が世に出て、1ヶ月と少しが経ちました。
この本に込めた想いを、少しずつ、シェアしたいです。
重ねて、本編は、書籍の中で。
仕事なのでオープンにしていますが(そうでなければ、わざわざ言わない)、幼少期の私の時間は、決して快いものとも、安全なものともなりませんでした。
それが、どれだけの桁、その後の人生に影響を与えるのか。
まずは、体験として知っている。
知識としても、知っている。……経験値としても、学術的知識としても。
だから私は、恵まれた人生を送るのを「見る」のが、好きです。
自分に対してもそうだし、誰に対しても、そう思う。
幼少期に、大変な想いをした方に対しては、ひとしお。
「安全に、豊かに、幸せに生きてほしい」 そう願って、ONSA の活動を続けています。
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このようなバックグラウンドの方々は、日本のみならず、世界中に存在する。
もちろん、『光の航跡』で取材した、フィリピンにも。
| 人は、”善く生きる” ためのチャンスを求める
| これは、試験の結果が張り出されているシーン
日本はこれから、否応なしに、急激に、世界の荒波に飲まれてゆくと思う。
重ねて、信じられないほど急激に。
でも、日本で生まれ育った、私の愛すべき読者のみんなのほとんどは、世界の激戦地を知らない。
『光の航跡」に著者は、これから先の世界の、生き抜き方を記しました。
もちろん、この例は世界中の、ほんの一例に過ぎない。
けれど、一例すら知らないよりは、ずっといい。
| 亀井キャプテンが話しかける。誰かの試験が、終わるのを待っている子に
| この中の、誰かの弟なのだろうか
『光の航跡』に登場するような、フィリピン人たち。
そして、フィリピンの大地の、埃っぽいたくましさを知っている、日本人たち。
この人たちは、今後、何が起こっても、生き抜き方を知っている。
なぜなら、すでに経験があるから。
でも、経験がないなら、読んで、学んで、知らなければならない。
躊躇したり、受け身になってはいけない。
そうではなく、準備しなければならない。
これが、著者が今、切実に感じていること。
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大好きな読者のみんなと、この先の世界も、ずっと笑って生きてゆきたいから。
もしよかったら、ぜひ、読んでみてくださいね。
それでは、また。
また、メッセージを書きにきます。