日々是好日 | あなたの道を、またひとつ、あなたの手足で[2]
反対に、このような方法は、絶対に信用しない。
それは、「依存」。
“誰か、何とかしてくれる人はいないか” と、さりげなく、他人をあてにするやり方。
しかも、その大半が、皮膚感覚の無意識。
「依存」は、絶対にダメ。
いい子ぶりたいからではない。
そうではなく、このやり方は、本当に本当に、本当に危険。
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この世には、実にさまざまな誘惑が、渦巻いていると思う。
特定のやり方を信じれば、すべてうまくゆくといった、一発逆転的な考え。
「○○しさえすれば、○○になる」
といった、一種のハウツー方式。
あるいは、世の中には「正しい」何かがあって、正しいバックドア(隠し扉)さえ見つければ、ステージクリアできるみたいな考え。
こういった考えは、そこら中にあふれていますよね。
あふれているという以上に、それ以外を見つけるのが、難しいぐらい。
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自分らしく生きてゆくことは、刻々、この誘惑に打ち勝ってゆくこと。
不器用でもいいから、自分で判断すること。
自分で、ちいさな決断を、刻々下すこと。
小さな決断が下せないのなら、ましてや、大きな決断なんて、絶対に下せないのだから。
小さなことをおろそかにせず、日々を、自分に誠実に生きてゆくこと。
(「誰かに誠実に」の前に、自分に誠実に)
この繰り返しだけが、自分の中に、生き抜くための安全な筋肉を、作ってくれる。
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私もまた、今日自分が歩くべき道を、勇気を持って歩くつもり。
そして、あなたの道も、あなたにとって、同じように意義のあるものになりますようにと、お祈りしています。
さまざまな懸案、検討事項が渦巻く時勢だから、祈っています。
あなたの道もまた、あなたの手によって、安全に守られますように。
自分を守ってゆけるのは、本当の本当に、自分しかいないのだから。
それでは、また。
また、メッセージを書きにきます。