日々是好日 |「オオカミが来たぞ !?」 備え、守り、自分で立ってゆく生き方[1]

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「時間」と「心」が活動テーマ、文筆業・藤沢優月です。


事務的なご連絡事項等は、山ほどありますが、その前に、タイトルのようなことを。


ただいま ONSA では、秋のワークショップ等イベントのまっさいちゅう。
また、『夢かな手帳2024』も、いよいよリリースのタイミングを迎えています。



当たりまえのことなのですが、読者・参加者様が、好きだからやっていること。
この先も、安全が守られ、豊かな時間になるといい。
そのため、まずは気持ちから、シェアさせてください。


「気持ち」って、見えないですが、とても大事。
このために、地球(人間世界)が動いているといっても、過言ではないぐらいです。





話を、少し前……というか、けっこう前に戻させてください。
かなり遡ったところから、話をはじめたいです。


とはいえ、言及する事柄に関係する人たちが、この記事を見るかというと、微妙。
でも、いいじゃないですか。
幸せや、安全が守られたなら、それがいちばん。



弊社(ONSA)では、書籍とワークショップを、かなり真剣に運営しています。
(ご参加者の方は、この「真剣に」の熱量を、よくご存知かと)

開催スタートから、たくさんの方々と、ご縁をいただいています。
そして、当初から心がけているのが、これ。


・ONSA のサポート領域に関係のある方は、全力でサポート
・ONSA のサポート外のお客様は、一刻も早く、適切なサポートにつなぐ





参加要項にも明記してありますので、用語を明記してしまいます。

いわゆる発達障害(グレーゾーン含)のお客様は、弊社のサポート外。
理由は、プログラムが対応していないためです。


そのため、これらの「疑い」のお客様と出会い次第、できるだけ早く、対応しているサポートへの合流を促すことも、弊社の業務の一部。

……というか、正確に言えば、「業務の一部」ではない。
ですが、人の心として、幸せにつながってほしい。





この件に関しては、他の、同業の皆さまと同じ。
よい思い出と、ほろ苦い思い出の、どちらもある。



ほろ苦いほうから言えば、当たりまえなのですけれど、当事者としては、自分が「発達障害の可能性がある」とは、認めづらいですよね。

ですがこれは、検査を受ければ、ある程度はっきりする。 (そして、他人から見て「疑わしい」度合いになると、検査自体で、かなりはっきりする)


ところが、検査を受けてみては? と、それとなく促すと、逃げちゃう人もいます。
しかも、わりと大多数。

……これはもう、業界あるあるだと思う。



ですが、この姿勢は、非常に危険。

だって、そうであるとわかっても、あいまいなままにしていても……。

「発達障害(含グレーゾーン)である」という事実は、変わらない。
認めないなら、発達障害がなくなるわけではないです。


それなら、しかるべき場所で、なるべく早く、対処したほうがいい。
そのほうが、人生が安全になるし、何より、自分が安心できる。





いっぽうで、嬉しいことも、しばしば。

たとえば10年後などに、
「あの時は、ありがとうございました」
「知れなかったら、必要な援助につながれなかった」
などと、メールが来ることも。


そう。
「こちらの方が、安全な選択肢だった」
「私の人生が、守られる選択肢だったのだ」
こんなふうに理解でき、ものごとが消化できるまで、それぐらいの桁の、時間がかかりますよね。
でも、それでいいと思う。





なぜなら、今や時世は、発達障害(含グレーゾーン)が「ない」人たちにとってすら、容易には生き抜いてゆけない流れ。
ましてや、自立して、自律的に生きてゆけない人たちにとっては、非常に危うい時世。


このことを想うたび、
「みな、自分が必要なところに、ちゃんと行けていますように」
「一刻も早く、行動に移せていますように」
こんなふうに願います。





まずはここまでが、感想というか、祈りの部分。

障害のある方や、その他ハンディキャップのある方が、それぞれ自分の人生に必要な場所を、見つけていますように。
必要な援助や訓練を受けて、症状ゆえの「依存」から、「自立」にかじを切っていますように。

切に祈りつつ、続きます。


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