突然ですが、私の場所からは、こんな景色が見えます。
「人は、すごいぞ」
「みんな、それぞれの力を持っている」
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その上でですが、世間一般に、こんな風潮ってあるじゃないですか。
地頭が良くて、さっさっとものごとを達成してゆく。
そつがなくて、器用で、理解も飲み込みもはやい。
パッと見た時、表面上の進みは、こういうタイプが速い。
私が所属する出版業界にも、たくさんいらっしゃいます。
出版はたぶん、業態上、頭の回転が速くないと、つとまらない業種のひとつだと思うので。
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ところが……。
こと「人生」のことになると、こういうタイプに、必ずしも軍配が上がるわけではないのが、おもしろいところ。
まずは、当たりまえのことですが、人生に「勝ち負け」なんてないじゃないですか。
みんな、それぞれ、自分の人生。
この前提の上で、すごいなと感じることがある。
それは、けっきょく、いろいろな問題に打ち勝ってゆくのが、
「地道な人」
「あきらめない人」
「コツコツ、コツコツと、自分のペースで進む人」
であるということ。
この、すごさよ。
人生って、すごいな。
決して、ヒーロー漫画みたいになっていない、おもしろさよ。
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時間の上を、生きてゆくこと。
そこには、たくさんのレッスンや障害、練習や鍛錬があったりする。
しかも、毎日の一歩の歩みは、とても小さい。
たとえば、10分とか。15分とか。
でも、それを繰り返して、いつしか大きな歩みとできるのが、この人たちの強み。
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今日も明日も、今この瞬間も、応援しています。
そして、私ももちろん、同じように、コツコツ歩き続ける。
なぜなら、私もまた、知っていますから。
時間の積み重なりほど、強いものはないと。
それでは、また。
また、メッセージを書きにきます。