私(著者)が、大学院生の頃のこと。
歴史学の教授から習って、特に印象深かった言葉が、これです。
「POINT OF NO RETURN」
当時は、「回帰不可能点」と習いました。
おそらくこれが、通称の訳ですね。
が、今はわかりやすいように、「引き返し不可能点」という日本語を充てました。
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この、「POINT OF NO RETURN(引き返し不可能点)」。
たとえるなら、こういうことになります。
飛行機に、満タンに燃料を入れるじゃないですか。
でも、燃料が半分を切ったら、もといた場所には、絶対に戻れなくなる。
つまり、「POINT OF NO RETURN(引き返し不可能点)」は、決断の時。
「このまま、進むのか。……進んだら、元いた場所には戻れなくなる」
「それとも、引き返せるうちに、引き返すのか」
この、2択を分けるのが、POINT OF NO RETURN。
POINT OF NO RETURN を過ぎたら、元いた場所には、絶対に戻れなくなります。
だから、本来なら、決断しなければならない。
人生が、まったく異なる2つのコースにわかれる、重大決断の瞬間だから。
……本来は。
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これは今、まさに、逆の形であらわれている。
弊社(ONSA)のサイトで、多分はじめて、この用語に触れますが……。
note サービスのほうでは、繰り返し、口にしている言葉。
Covid-19 ワクチン。
たとえばですが、これを、打ってしまったということ。
それは、POINT OF NO RETURN を越えてしまった、ということ。
元いた場所には、二度と戻れない。
人生には、こんなふうに、決定的に重要な POINT OF NO RETURN の瞬間がある。
これは、無自覚に、安易に越えてはいけない点。
ましてや、これが、
「引き返し不可能点なのだ」
という自覚なしに、越えてはいけない。……本当は。
そんなの、残酷です。
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なぜ、今、こんな話をするのか。
そして、繰り返し、話すのか。
それは、新たな POINT OF NO RETURN(引き返し不可能点)が、次の角にきているから。
だから今、何度でも、呼びかけてゆきたい。
命を左右するぐらい、重要なことだから。
少しでも、
「えっ? それって何のこと?」
こんなふうに、興味を持ってもらいたいです。
(note サービスを見てね)
それでは、また。
また、メッセージを書きにきます。