日々是好日 | 運命をわける分水嶺の瞬間と、次への扉[3]

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「時間」と「心」が活動テーマ、文筆業・藤沢優月です。
続きです。

もう少し、思うところについて、話させてください。





変な言い方になりますが、一生のうちに、このような経験ができたことに、感謝しています。
ある意味、なりふり構わずに、必死で、人の命を守ろうとした経験。


自分の人生を、二の次ならぬ、「一の次」に考えた経験です。


念の為ですが、私は、自分の人生を「二の次」にしていない。

「誰かのために、自分を犠牲にしている」なんて、恩着せがましい言い草は、ありえないです。
私は、自分を犠牲にしていないし、犠牲にされたとも感じていない。






そうではなく、誰かのために必死になったことで、学んだことが、多々あった。

たとえば、自分の命と同じように、誰かの命を、大切に考える気持ち。
それが、自分の中に、確かにあること。

「義の心」とでも言うものが、自分にあることを、知ったこと。
あるいは、人の決断が、非常に(とてつもなく)重いことも、体験として知りました。


とてつもなく真剣に、関わる。
だって、命運がかかっているのだから。

そのことで、たくさんのことを教えていただいた、3年間でした。






命がつながるからこそ、間違っても、やり直すことができます。
泣いた次の日に、笑うことができる。

昨日転んだところから、また、歩きはじめることができる。
どれも、命があるから、できること。


ひりひりするほど、真剣な3年間でした。
命を守るための、すべての時間のひとつひとつが、とても尊かったです。



重ねて、心からの感謝を、お伝えしたいです。
ひと一人の、貴重な人生に、触れることを許してくださった皆さまに、深く感謝しています。



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