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その中で、Velude シリーズの手帳カバーの、クリーニング方法をお知らせしました。
今回は、Jabulani シリーズのクリーニング方法。
淡い色が魅力の、ベビーピンク色のクリーニングです。
色が淡いですから、汚れが目立ってしまっている方も、いらっしゃるかもしれませんよね。
実は、この Jabulani。
革に詳しい方は、ご存知かもしれませんが、とっても簡単な汚れ予防方法があります。
ちなみに、この方法は、Velude(ベロア)には使えません。
ベロア(牛革の毛羽立ち加工)と、その他のなめし加工では、つきあいの方法が違う。
どちらかというと、ベロアの立ち位置が、例外です。
今回はベロア以外の、一般的な、汚れ予防方法のお話。
ひとことです。
「使う前に、ラナパーすること」 これだけ。
| ミニサイズは、amazon 等で入手可能
たったこれだけで、たいていの汚れは、ブロックしてくれる。
著者の場合は、一貫して、これだけです。
| 著者のラナパーボトルは、特大
「ラナパーしてから、使ってね」
「どんな革でも、これでたいてい、問題解決」
を、前置いた上で……。
Jabulani の、クリーニング方法(裏技)をシェアします。
目立たない場所で、加減の練習から、試してみてください。
たとえば、手帳カバーをめくった裏側とかで。 (いきなり、オモテ面で試さないのは、非常に重要)
–
柔らかい布を、少々濡らします。
濡らす量が「少々」なのが、ポイント。
うっすら濡れた部分に、台所洗剤などの中性洗剤をつけ、くるくるこすります。
汚れが、取れてくるはず。
びっしょびしょに、しないでくださいね。
それだと、革が、水濡れ状態になってしまいますから。
濡れっぱなしだとまずいので、乾いた布ですぐに、優しく拭き取ります。
一気に全面をクリーニングするのではなく、少しずつ、範囲をずらして作業してゆくのがポイント。
この方法だと、革は、少しだけ湿るはずなので、陰干し的に乾かします。
ドライヤー NG、直射日光消毒 NG です。
とんでもないことになりますので、絶対に NG。
革はもともと、動物の皮膚。
石鹸で洗って、いきなり熱風や直射日光を浴びせかけたら、とんでもないことになってしまう。
自分の皮膚をクレンジングするみたいに、優しく扱ってくださいね。
そして、元々はスキン(皮膚)ゆえ、完全に乾いたら、栄養とうるおいを与えたい。
……ラナパーしてください。
水分が、自然乾燥である程度飛んでから、うるおいで蓋をしてくださいね。
–
上記の方法は、公式には非推奨の、限りなき裏技です。
決して、表立っては推奨できない。
なぜなら、革に水分というのは、基本的にご法度。加減の都合で失敗した時に、責任の取りようがない。
ですが、革好きは、けっこうな比率でやっている。
革をクリーニングに出すと、お高いですもんね。
よかったら、自己責任の範囲で、試してみてください。
それでは、また!