『夢かな手帳2024』|「その “1本の薪” は、そんなに軽くない」

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「時間」と「心」が活動テーマ、文筆業・藤沢優月です。


他愛もないことなのですが……。

初代『夢をかなえる人の手帳』の帯にもあるとおり、著者(私)は多言語話者。
そのため、だいたいいつも、いくつかの言語で話しています。


輪が世界に広がると、話せる人の数も、飛躍的に増えてくる。
そんな中、同じように、行動する勇気のある人たちとの会話は、特に弾みます。



自身……ひいては、大切な人たちの命を、大切に守るために。
そのために、コツコツと、具体的に行動している。

そんな、国籍も言語も、育ちも由来も違う人たちです。
(でも、スピリットはきっと、同じですね)





そんな中で、よく、こんな話が出ます。

「悟る前も、薪を切り、水を運ぶ」
「悟った後も、薪を切り、水を運ぶ」

これは、有名な禅の警句なのですが、……とはいえ別に、私が悟っているという意味ではない。


そうではなく、することは、いつも同じ。


「今日も、小さな薪を運ぶよね」
「そうね、それが大事」

こんなふうに、国籍を超え、言葉を超え、励まし合える人たちがいる喜びよ。






今日も、薪を運び続ける理由。
それは、その薪1本が、そんなに軽くないことを知っているから


そう。
その、たった1本の薪は、そんなに軽くない。

だから、コツコツ運び続ける行為を、さぼることはできない。
だって、一発逆転は、できないのだから。

ましてや、おいそれと軽率に、他人に差し出すことはできない。
そのような、大切なものを。……自分の、時間の積み重ねを。






「さあ、今日もまた、自分の薪を運びましょう」
「自分の手で、運びましょう」

だから、こんなふうに、日々は続いてゆきます。



それでは、また。