逆から言えば、こんなことが言える。
「やらかさない人たち」
「前もって気づき、事前に、危険を避けることができる人たち」
この人々は、情報が、無料だと思っていない。
自分で動き、お金を払い、講座や勉強会に参加して、勉強している。
当然、すべて有料です。
本を買うにも、講座に参加するにも、コストがかかりますから。
当然の理解と言えます。
なぜなら、主催者が、自分の責任で情報を集め、検証し、系統立てて提案する。
主催者が情報に、責任を持つ。
こんなこと、無料で成立するわけがない。
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「情報は、有料である」
このことが、わからなくなってしまったこと。
それほどまでに、洗脳され切ってしまったこと。
ここが、そもそもの、騙しへの入口。
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私は、出版(マスコミ)業界の所属ですから、とりわけ、よく見えることがある。
私が所属する、書籍出版というジャンル。
これは、読者がお金を払うことで、業態が成立します。
お金を払っているのは、あなたです。
だから、有料である代わりに、著者は本来、あなたに誠実ではなければならない。
つまり、あなたに提案することと、自分向けにやることが、違ってはいけない。
ここに、二枚舌があっては、いけない業態です。
自分の名前を出して、自分の発言に、責任を負います。
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ひるがえって、テレビやネット……YouTube や Yahoo! ニュースはじめ、各種報道。
私たちの側が、特段のお金を払わずとも、自由に見られるメディアは、どうだろう。
誰が、お金を払っている?
結論ですが、私から言わせるなら、これらは、情報ではない。
報道でもない。
これらは、広告であり、マーケティング行為。
いわば、購買行動を目的に、作り込まれているコンテンツ。
しかも、途方もない桁の予算が注ぎ込まれています。
(↑ この部分の理解が、非常に重要)
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あらためて、これらコンテンツのお金を出しているのは、誰?
広告主です。
身の回りにあふれる、これら無料のコンテンツは、「情報」ではなく「広告」。
あなたも私も、広告主に都合のよい情報を、受け取っているわけですよね。
「情報」と「広告」。
この2つの違いが、自覚できているならいい。
でも、わかっていないなら、ここから、悲劇が起こってしまう。
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