日々是好日 | 運命をわける分水嶺の瞬間と、次への扉[2]

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「時間」と「心」が活動テーマ、文筆業・藤沢優月です。
続きです。

ちょっと、書き記させてください。





私自身は、本を作る仕事をしており、同時に、ワークショップを開催しています。
でもこれは、基本的に、「提案すること」が目的の仕事。

私には、相手の人生に踏み込む権利は、ひとつもありません。
ひと一人の人生とは、それほどまでに重く、神聖なもの。




誰もに、神聖な人生の境界線があり、それは不可侵。
人は時間をかけて、失敗したり、失敗を修正したりしながら、自分で時間を紡いでゆく。

そうやって作り上げてゆくものの、神聖さよ。
私は、そのすべてが、とても好きです。





ところが、この3年は、様相が異なりました。

もちろん、提案をするという姿勢は、変わらない。
あるいは、相手の人生に、乱暴に踏み込むといったことも、嫌。


自分自身も含め、ONSA(弊社)に集う人たちは、それを「されてきた」人たち。
心から嫌な想いをし、その経験を乗り越えるために、集っている人たちです。

だから、本来なら、そのような空気を感じさせるようなことは、とても嫌。


必要なだけ、必要な時間をかけ、もつれた糸を、解きほぐしてゆきたい。
それが、私の仕事だったはず。






しかし、この3年はある意味、時間との闘い。

言葉を変えるなら、不本意ながら、急ぐということ。
その、ひとつの締切が、2024年10月1日です。

よって、ともすればやり方が、丁寧であるとは言えない日々の連続。






それ以外、状況的にどうしようもなかったことは、関わっている全員が、理解していたと思います。

ですが、理解できるからといって、納得できるとは限らない。
気持ちは、別物ですから。


ですので、個人的には、今は感謝しかない状況。

3年間、ひたむきに、情報を出し続けられた。
やり切った。
自分の選択を、後悔していない。

それもこれも、状況に、理解を示してくださった方々と、共に進めたからであると思っています。
ありがとうございますと、言いたいです。



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