別ケアにつながる | 発達障害(グレーゾーン)[2]

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発達障害(グレーゾーン)| OTHER CARE

発達障害(グレーゾーン含)についての情報をお出ししています。
弊社のプログラムは、発達障害(グレーゾーン含)のお客様に非対応となっております。この理由から、ご受講はお受けできませんので、ご留意ください。


「共依存」と「発達障害」のあらわれは、似ている場合が



弊社のワークショップでは、いわゆる「共依存」と呼ばれる現象を、中核として扱っています。


「共依存」と「発達障害(グレーゾーン含)」のあらわれは、表面上は一見、酷似している場合があります。
しかしながら、じっくり観察すると、まったく異なる現象であると理解できます。

そのため、リストを使って、発達障害に特徴的な現象をチェックをしてゆきます。


リストを見てゆく際には、「客観性」を重要視します。
「自分が、どう感じるか」ではなく、事実として、現実がどうであるかを重要視します。



×  自分が、どう感じるか
○ 事実として、現実がどうであるか


以下は、「発達障害(グレーゾーン含)」のあわられ



以下のような状態が、顕著に観察される場合、「発達障害(グレーゾーン含)」の可能性が高いと言えます。


[1]
「やろう」と思う気持ちは、誰よりも強くある。
でも、実際には「できない」ことが多い。

[2]
仕事等ができなくて、周りに助けてもらうことが多い。
自分なりに「できるだろう」と想定しているレベルと、実際の「できる」とのあいだに、大きな差があるようだ。

[3]
自分の考えや意見と、世間の感覚や常識が、かけ離れていることがあるようだ。

[4]
学校生活・社会生活の中で、人に手助けを受けたり、助けてもらうことを中心にして、時々の課題をクリアしてきた。

[5]
自分の力で、適切に決められない。人の考えに、つい、依存してしまう。
理由は、自分で決めると、想定とかけ離れてしまうため。

[6]
時間管理、金銭管理、身の回りの管理、家事(自炊)、掃除などが苦手。
片付けようと思いつつ、家がだいたい、常に散らかっている。

モノがどこにあるのか、わからない時が多い。
支払い期限や、提出物なども、遅れたり、忘れがちになってしまう。

[7]
年齢を重ねても、年齢相応の「外側」(就職や、収入や預貯金など)が、ともないにくい。

学生の場合は、授業やテストなどに、ついてゆけないことがある(あった)。
あるいは、特定の科目のみ、極端についてゆけない場合がある(あった)。

[8]
当事者として、ものごとを自覚できないことが多い。
他人から厳しく言われたり、叱責されたりすることが多い。

いろいろなことに対して、
「自分宛に言われていること」
「自分が、当事者であるのだ」
このような意識が薄いか、無い。

[9]
「空気が読めない」と、他者から言われることが多い。
あるいは、自分でもうすうす、そう感じている。

実際は、空気......「非言語コミュニケーション」を読み切れていない。
それゆえ、いつも何かで揉めているという状態に、おちいることが多い。

[10]
同じ間違いの、バリエーション違いを、何度も繰り返す。
その間違いに突入する最初に、「同じ間違いに突入しようとしている」と、気づくことができない。



「発達障害(グレーゾーン含)」に、日常的に起こっていること



もう少し、具体的な事象を観察してみます。
発達障害(グレーゾーン含)の方々の日常には、以下のようなことが、だいたい常に起こっている傾向があります。


[1]
物理的あるいは精神的な意味で、家族や恋人と距離が近く、離れられない。

人と離れると、心細くなる。
人との適切な距離感が、理解できない。

[2]
適切な境界線(=自分と他人の区別)の概念がないか、きわめて薄い。

それゆえ、不適切な関係性(不倫等)へのハードルも、非常に低い。
口ではあれこれ言うが、実際には、関係性に容易にはまりこむ。

[3]
他人の力を借りないと、何かが全うできない。

学生時代も、その時々で手伝ってもらいながら、課題をクリアしてきた。
社会に出てからも、誰かに手伝ってもらったり、指示してもらわないと、仕事や日常生活が進められない。

逆に、誰かに常に指示してもらう仕事や、マニュアル通りに行う仕事は、上手にできる傾向がある。
たとえば40代まで、「マニュアルありき」「指示ありき」の、単純な仕事を担当しているなど。

[4]
人に頼らないと、現実が立ちゆかない。
あるいは、自分だけの力で、目的地までスムーズに行けない。

手続きができない。お金の管理ができない。
旅行に行ったり、出かけたりするのが、予測困難なことだらけで、いろいろ怖い。

[5]
いわゆる「満足の遅延」ができづらい傾向にある。
欲しければ、すぐに買ってしまう。
お菓子や甘いもの・お酒等、嗜癖物への誘惑には、非常に弱く、がまんができづらい。

[6]
「年齢に応じたライフステージ」ということが、実感として、理解できない。
あるいは、年齢に応じたライフステージに、至れていない。

[7]
相応の年齢に至っているにもかかわらず、老後を含む、将来のことを「具体的に」考えていない。
不安は覚えるが、行動レベルに移れていない。



これらの症状は、いわゆる「発達障害(グレーゾーン含)」の、典型的な症状のように思われます。
上に該当する場合は、可能性が高まりますため、専門知識を有した医療機関に出向き、検査データを取得されることをお勧めいたします。