・「健やかで豊かな人生とは、どのようなものか」 伝統的な価値観から学習
→　伝統的に受け継がれた知恵・既存の継承の中での、健康や豊かさの定義を再学習

・伝統的な価値観の中で、幸せとは、どのような状態と認知されていたのか
→　伝統の中で、人間や人間の「幸せ」とは、どのような状態と考えられていたか

・「今ここ」現代の日々の中に、伝統的な価値観を応用してゆく
→「人間」に対し、長い歴史時間をかけた探究の成果を、「今ここ」の中に応用してゆく

いわゆる、「機能不全家族」の問題。これは、本質的な意味での、正統で正常な「家族」という概念が、崩れた状態をさします。
言葉を変えれば、この状態に巻き込まれた者は、本質的な意味で正常な「生きる」を、学習しそびれたことをさしています。

それでは、「生きる」とはそもそも、どういうことなのか。
もう一歩踏み込むなら、「人間が、幸せに生きる」というのは、どのような現象なのか。

もちろん、このような難しい質問に、一介の人間が答えることはできません。
そのため当コースでは、伝統的に継承された智慧の力を、借りることにします。

世界中で受け継がれ、どの共同体にも、本来存在するはずの、伝統的な考え方。代々継承され、精錬された力を借りることにより、納得のゆく仮説を見出してゆきます。

たとえばですが、伝統的な考え方の中で、以下に対して、共通の考えがあることは不思議です。

・人間の身体とは、どのように作られているのか
・人間と環境との関係性
・健康・健やかさとは、どのような状態をさすのか
・成長とは何か、自立とは何か

不思議なことに、「今ここ」の現代文明が、これらに対して、正しい答えを持っているとは限りません。

そのため、先入観を持つことをやめ、新しい目で見つめます。
その上で、「機能する」健康や幸福、人生の豊かさとは何なのかを、蓄積された伝統の中から、再学習してゆきます。