S. Y. さん(30代/富山県よりご参加) あぜりあクラス
頑張ったな。
途中で首を痛めて文字が打てなくなったり、子供が保育園に行けなくなったりして時間が取れなくなってきた時もあったけど、なんとかやり遂げた。
過去を振り返ることで見えてくることがたくさんあった。
自分の歴史を振り返ることに一番時間を費やしたが、一番得られるものがあった気がする。
つまり、かなり猛烈に頑張ってきたのだということへの気づきだ。
客観的に見て、もし他人がこのような人生を送っていたら、「よくやるなあ」「大丈夫か?」と思う。
そんなに体力がない方なのに、あれも、これもとなんとか詰め込んできた感じがする。
ワークには母の存在が大きく出てきた。やはり影響力が大きい。
今回のワークではあまり出てこなかったが、夫の影響もあるのでは、と、今日は考えている。
夫は今、寝る間も惜しんで仕事を120%詰め込みまくっている。家に帰ってきても慌ただしい。一緒にいると落ち着かないというか急かされるような感じがする。
私はもっと穏やかに過ごしたいのだが、夫の方が弁が立つし、正論のような感じがしてしまう。
会えるのも週に1〜2回程度だ。
結局子供のことはほとんど私がやっている状況だ。
かと言って、逆に夫が子供を見てくれて、私が単身赴任をしたり猛烈に働いたりするのも違う。
子供と離れてしまうのは寂しい。本当は、二人で同じくらい子供と関わって、同じくらい働けるのが理想なんだけど、夫を変えるのは難しい。
今日、夫が10月から離島に異動になる話を聞いた。
でも、現状の夫の働き方を見ていると、到底私がついていく気にはならない。
あまりに詰め込みすぎで、一緒に住んでいてもほとんど帰ってこなそうだ。
夫に相談をすると、「やらない」という選択肢が出てこない。
そういう人間で、だから彼自身も予定に追われまくった人生を送っている。
そりゃあなんでもできれば、いいだろうけどさ。
でも、現実の時間は本当に限られていて、一つ「やる」と決めたら、一つ「やらない」と決めざるを得ない。
子育てに至っては、なんと「やらない」というわけにはいかないのだから、そのほかのどれかを「やらない」のカテゴリーに入れなければならないのに。
藤沢さんが今いる世界の中で…「今の私が無理なくできる仕事で、ベストを尽くします」という言葉が、本当にできたらいいなと思う。
「無理なくできる」と「怠けている・頑張りが足りない」の差を見分けることが難しい。
今、私がやっているようなパートの仕事を、同じ状況の他人がやっていたとしても、「子育てとのバランスを取るためにやっているんだよね、あるいは、自分の時間を大切にしたいんだよね。そういう生き方もありだよね」と思えるのに、いざ自分がそうしようと思うとどうして簡単に許せないのだろうか。
「まだ頑張れるんじゃないのか、このままでいいのか」と。それって誰の意見だろう?
よくよく耳を澄ましてみると、やっぱり昔から聞いている母の意見だった気がするし、夫のような気もするし、あるいは同業種向けの雑誌で長年働き続けている女性の意見だった気がする。
自分の意見だと思い込んでいたものが、もしかしたら長年の刷り込みによるものかもしれない。
これって静かなところで心の声に耳を傾けないと気づけない。
「頭に浮かんできたものは自分の考え」と反射的に受け取っている。
気づきを得られた。
よかった。本当に、ありがとう。
時間を取れるように努力してくれて、自分に、ありがとう。
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ONSA WORKSHOP は、「体験者」であり「回復者」が主催者のワークショップ。
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「人生は、いつからでも変えられる」
多くの方が、プログラムをつうじて学ぶことで現状を変え、新しい時間を生きはじめています。