2021.09-12月開催 「ONSA Web. WORKSHOP(2)コース2/STEP.1(前期日程)」おめがクラス

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Y. W. さん(30代/愛知県よりご参加) おめがクラス



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この3ヶ月は、私にとってとても大事な時期だった。

私は、これまでの不健康な人たちとの関係から離れ、自分のことに集中した。
時間がすべて、私のものになった。
私ははじめて、これまでの私の生きてきたレールからおりることを体験した。


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これまでの私の行動の基準やルール、高刺激がなくなって、私は宙ぶらりんの状態になった。

自分の好きに過ごせる時間が、目の前にたくさんある。
それはかつての私にとっては「夢のよう」「あれもこれもできるじゃん」という状況だった。
でも私は、それを「夢のよう」には過ごせなかった。


これまで、私が私の心と身体にかけ続けた負担や疲れ、無理。
私はそれをずっと、頭のコントロールで封じ込めて「感じない」ようにして生きていた。
(そのことを、話としては聞いていても、まだ私は実感すらできてなかった)

休める状態になって初めて、その痛みと疲れが私の中から出てきた。
私はもう、休まないと無理…という日々が頻発した。

動きたいけど動けない、という状況が何度も何度も押し寄せた。
私はとてもつらかったし、しんどかったし、不安でいっぱいだった。


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不健康な環境、関係から離れることは、とても大きい。

でも「離れた」からって、いきなり私が自分の人生を力強く生きられることはないんだ。
そのことを、私は全身で痛感した。

というより、その状態に「降参せざるを得ない」状態だった。
それだけ、私はこれまでの人生の間、ずっと私を痛めつけていたんだな…ということもわかった。
本当に、自分で思う以上にしんどい生き方を私はしていたんだ。


そんな状況の中で、このワークショップがあったことに、私は本当に助けられた。
つらいことも、しんどいことも、迷ってわけがわからないという不安も、ここで私は正直に書けた。

悩みのどん底に何度も落ちて、生きる気力がなくなることも何度もあったけど、ここに「書ける(私の気持ちを正直に出せる)」ことで、私は私を保つことができた。

どうにも答えが出なくて不安なことも、混乱してるままでもいいから書くと、ふっと気持ちがラクになったり、整理できたりした。

私の気持ちをとり逃さずに書くこと、混乱しててもいいからありのままに出せることは、本当に大きな効果があるんだと私は思った。
安心、安全な場で、何を書いても大丈夫という信頼に、私は守ってもらったんだと思う。


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この3ヶ月の歩みを振り返ると、私は「あきらめた」「降参した」ことが多かった。

それはネガティブなことではなくて、「これは、私にはどうしようもないことだったんだな」「頭で必死にコントロールしてきたけど、そもそもそんなことする必要、なかったんだ」「立派に、正しく、に駆り立てられてきたけど、そうじゃない道もある気がしてきた」「このまま、この頑張りを続けても、私にとっていいことはないな」…。

そういう、当たり前なことに気づき、私を許してゆくことだった。


私の信じてきた生き方、世界観は、せまくて、厳しくて、無理がありすぎた。
私はそれにひとつひとつ気づき、気づくたびにあきらめた。

そうやってあきらめていくうちに、私は私の心がゆるく、広くなっていったのを感じた。
だんだん「いいよ、それで」「仕方ないじゃん、大丈夫だよ」「中途半端な時も、私は私でいいんだよ」
私は、そんなふうに私を励ますことができるようになった。


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また、私はもはや自分の頭で心身をコントロールすることができなくなって、「もう心と身体にまかせるしかない…」と心と身体にも降参し、主導権をゆだねた。
最初はボロボロだったけど、だんだん、心と身体の感覚を取り戻せてきていると思う。


同時に、心と身体にいいことを、小さくてもやる、と決めてやることができた。
思えば、私はこういったことを「小さい」「そんなの無駄」「それよりも人生を作らなきゃ」といってないがしろにして、見向きすらしなかった。

でも、実際にそういうことをやり始めたら、私の心と身体がとても喜ぶことを体験できた。


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とても小さいこと…疲れたらさっさと休む、寝たいだけ寝る、食べたいものを食べる、身体を冷やさないように温める、のんびりさんぽする、したいと思ったことをさせてあげる、行ってみたいところに行ってみる…。

そんな「小さな」こと。
でもこれこそ、私はずっと「条件」「達成」の先にお預けして、永遠にやらないままでいたんだ。

今回、私はそれをやめて、「やる」と決めて、行動することができた。
実際にやってみるとダイレクトに私は幸せを感じるし、満たされて心地いいと思えた。


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なぜ私は、幸せをあんなに遠回りしてかなえようとしてたんだろう?
こんなに近くにあったのに。

私は、心と身体をもった存在だから、その心と身体にやさしいことをすればいいだけだった。

それをして、自分をあたためれば、元気も出てきて新しいことをしようという意欲も湧いてくる。
このサイクルで、全然よかったんだ。


「自分を大事にする」を、言葉では何度も書いていたけど、私は実際にすることができなかった。
それは「具体的に何をしたらいいかわからない」もあったし、やっぱり「そんなの無駄」で切り捨てていたから。

でももう、今は違う。
私は、変わることができた。


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私は「私を大事にする」の夢をかなえることができたし、これからもっと、ふくらんでいくんだと思う。
そう思うと、まだまだ全然…と思っていたけど、私はこの3ヶ月で偉業を成し遂げたんだな。


コツコツしたあゆみは見えにくいけど、こうして振り返れば確実に大きな一歩になるんだね。

日々、揺れ動く私の心と身体に向き合いながら、いたわりながら、あきらめずに進んでくれて、本当にありがとう。



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毎週の課題を通じて家族問題、共依存に私は向き合った。

何度向き合っても、どこまでも嘆きや悔しさ、痛み、悲しみ、怒りが湧いてくる。
でも少しずつ、私は意識が変わってきた。

この3ヶ月で私の中から出てきたことに「自己主張」と「私の権利」がある。


今までの私は、他人にされたことへの痛みの反応としての怒りや悲しみがほとんどだった。
これからもそういう部分は多いと思う。
でも、今回少し変わってきたのは、「私の自己主張、権利に根ざした感情、意思」だ。


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今更であっても、過去も状況も変わらなくても、「私はこう思う」「私はこう言いたい」という理由で、私は私の気持ちを表現する。

私には私の権利があるから、それを勝手に踏みにじられるのは許せない。
そういう、凛とした強さ、主張したいというニーズが私の中から出てきた。

痛みへの反応では、私はいつまでも私を「やられる立場」に追いやってしまう。
でも痛みに対する主張なら、私は私を「人生の主役」にちゃんと置ける。


本来、私はいつだってそんな主張をしてもよかったんだ。
それをずっと封じられたことがとてもつらいし、悔しいけど、でも今、こうして私の中から権利や主張の芽が出てきたこと。

それは消えない、私の中にずっとあった力だ。
それが息を吹き返してきたことが、私にはとても心強い。


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まだまだ、私の前には課題が山積み。
正直に言って、すぐにいやになるし、投げ出したくなるし、逃げ出したくもなる。
そう思うのも仕方ないよって言えるくらいの、重荷と惨状だと思う。

でも、そんな高い山の前でも、今日、私が自分で歩いた一歩は消えない。
それをひとつひとつ、しっかりと踏んでゆけば、きっと私は行きたい場所にたどり着ける。


その根拠は? なんて言われたら、そんなものはないけど、でも私がそう信じる方が私に元気を与えられる。

私はそれだけの理由で、私を信じることを選ぶ。
本来は、このぐらいの理由で、私は物事を選んでよかったんだ。
「私のためになる」ことなら、ただそれだけで大事にしてよかったんだよね。


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何度も落ち込み、ふてくされ、投げ出したくなっても、私はまたこの道に戻っていきたい。
そのためにも、私は今日1日、自分をあたため、大事にする。

落ち込んだ気持ちもそのまま寄り添って、肯定する。
中途半端でも、どんな時でも、私の存在はいつもOK。

この3ヶ月で私が得た「私のためになること」を大事にして、私は次のステップにつなげていきたい。


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優月さん、スタッフのみなさん

今回も安心・安全な空間をありがとうございました!
この場所があったから、安心して揺れ動くことができ、私に正直になれました。


お仲間のSさん

Sさんの気づきや投稿に、たくさん励まされました。
Sさんと一緒だったから、安心して自分にしっかり集中できました。
やりとりもできて、うれしかったです!


ありがとうございました!




タイトルはじまり目印

S. H. さん(40代以上/東京都よりご参加) おめがクラス



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言葉にすると、あまり激変した感は伝わらないけど、今回の期間はこのワークを通じて自分のこれまでの人生のなかでも本当に大きな出来事に遭遇した気持ちでいます。

大きく環境が変わったわけでもなく、何か達成できたわけでもない。むしろ後進したのではないかとすら思うような出来事に遭遇したり。だけど、私は現実を受け止められる力をやっと身に着けることが出来るようになったって思いたいです。

それはでも、やっぱり仲間の力が大きかったです。
一人で続けていては、疑問すら湧かなかった。気づけなかった。

要は他人と比べられてなかったら、自分のまずさに直面できなかったということで、だから本当にひとりじゃないことで、私は命拾いしたと思っています。

不安に押しつぶされるのではなく、この不安、危機感を味方につける。
そんな風に、これからも進んでいきたいなと思っています。


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加えて、リアルな体験をもっと味わおうと思いました。
もう生まれた時から、その後の環境からしても、私の世界や思考は狭い。それなのに、その狭いワールドの中で何の疑問も感じずに色々なことを決めてここまで生きてきた。

それはもったいないというより、凄く危険なこと。自分の狭い世界観の中でのかりそめの安全地帯は、安全どころか超危険地帯。

もっともっと、私は世の中を知ることが必要で、沢山の経験が自分の人生を安全に守っていくことにつながる。
そんなことを思いました。


自分の人生の舵は、自分で守る。絶対。
私はもう、他人に自分の大切なものを預けたくもないし、余計なものを背負う気もそんな時間も残っていない。
そう心から思えるようになった自分を今はOKとしたいです。

これから、どんなことが待っているのかとおもうと正直くらくらしてくるけど、でも、諦めたくないです。
どんな時も、私だけは自分の味方でいてあげたい。

後進してもまた、前に進む。
多分そんなことの繰り替えしになるけど、この人生を十分味わって生きて行きたいです。


優月さん、Yさん
今回も本当にありがとうございました。
本当に、ありがとうとしか言えませんが、これからもどうぞよろしくお願います。



| ONSA WORKSHOP は「回復者」が「主催者」のワークショップ


ONSA WORKSHOP は、「体験者」であり「回復者」が主催者のワークショップ。
基礎に忠実でありつつも、現実の状況に即した、実践的な内容が特徴となります。


「人生は、いつからでも変えられる」
多くの方が、プログラムをつうじて学ぶことで現状を変え、新しい時間を生きはじめています。