S. H. さん(30代/宮城県よりご参加) ばからクラス
私へ
この12週、本当にお疲れさま。
初めはコース内容をちょっと眺めるだけでもひるんでいたのに、いつの間にかここまでたどり着いている。
少なくとも私は、投げ出さなかった。
驚いたり悲しんだり嘆いたりしながらも、何とか課題にしがみついて、じりじりと進んできた。
おかげで私は、自分について多くを知ることができたと思う。
とても勇敢だった私、ありがとう。
私は、知ることは本当に自分の力になるのだ、ということを感じている。
自分に起こっていることを根気強く観察してみると、残念だけれど見事につじつまが合っていた。
新しい方法を学ぶことで、旧いやり方のおかしさがよく分かった。
私は何度も、悲鳴を上げたくなった。
私は、なんてことをしていたのか。そして、していなかったのか…。
私は、自分で自分の人生を切りひらくはずだった。
自分のニーズを知り、自分にとって大切なものを守るはずだった。
私はそれをやらずに、他人のニーズ、他人の感情を探り、それを満たすようなことに多くの時間やエネルギーを注いできた。
現実的には作用しそうにない、旧いやり方を重ねてきた。
私の人生が空虚であることは、やってきたこと、やっていなかったことを確認してみると、とてもつじつまが合っている。
そのことは、知れば知るほど、もどかしく悲しくなってくる。
それと同時に、私は、自分のなかに悔しさのようなものが出てきているように思う。
静かに、小さく、ふつふつと湧いている。
私は、自分をこのままにはしておきたくない。
私はまだ、自分のことをやっていない。
このままじゃ終われない。
ここでへこたれてたまるか。
まだやり方が分からなくとも、このままでは私は納得がいかないなのだ、ということは、明らかになってきた。
私は、新しい方法を知ることで、それらを使っていくには「自分」がないといけない、ということを痛感した。
何とか走り出してみたいけれど、方向もやり方もまだよく分からない。
「私がどう生きたいのか」「私にとって何が大切なのか」が分からないと、どういう考えで何を守ればいいのかが、わからない。
だから「自分」なのだ。
私は、新しいやり方を学ぶとともに、私自身をもっと知る必要がある。
自分にとっての答えは、どこからか降ってくるわけでも誰かが教えてくれるわけでもない。
私にとって何が満足なのか、何が幸せなのかを、自分で探っていく必要がある。
私は、現実の重さを、以前よりもはっきりと感じているような気がする。
他人のお世話に奔走したり、自分が悪いと責めたりすることで見なくて済んでいたものを、少しずつのぞき込むようになった。
すると、これまでに感じていなかった重苦しさや痛みが見えてきた。
私はいま、自分に正直ではなかった選択や決断の積み重ねの上に、生きている。
このことに対する違和感が、はっきりとしてきた。
そして、習慣や環境を変えることが今すぐにはできそうにないことに、たびたび絶望的な気持ちになっている。
誰かの助けやもっともらしい答えが、喉から手が出るほど欲しくなる感覚がある。
でも私は、それはちがう、ということも分かってきた。
私は、自分が生きていくための本物の力を、自分につけていきたい。
ワークのなかで「いかにして?」に挑戦したことを、思い出したい。
私にとって、問題と感じることは何なのか、違和感は何なのか、それをどうしたらよいと思うか。
私にとって、大切なことは何だろうか? それを守るために、何ができるだろうか?
私は全力で私の味方になり、私を助けたい。
今できないから何もかもダメ、と考えずに、0と100のあいだのあることを、もっと知っていきたい。
3ヵ月のあいだ、たくさんの気づきのあったこの自分は、私にとってますます大切な存在になっている。
また少しずつ勇気を出して、じりじりと、進んでいこう。
| ONSA WORKSHOP は「回復者」が「主催者」のワークショップ
ONSA WORKSHOP は、「体験者」であり「回復者」が主催者のワークショップ。
基礎に忠実でありつつも、現実の状況に即した、実践的な内容が特徴となります。
「人生は、いつからでも変えられる」
多くの方が、プログラムをつうじて学ぶことで現状を変え、新しい時間を生きはじめています。