2021.09月開催 「時間のためのちいさなワークショップ」あすみクラス

画像
タイトルはじまり目印

T. M. さん(40代以上/石川県よりご参加) あすみクラス



タイトル下の線


私へ。

まずは、昨年このワークショップを受けて浮き彫りになった課題を1年間よく取り組んで、積み上げてきたね。
大いに褒めてあげたい。


1年前の私は、休日の時間さえ「家族が何か用事をいれてくるかもしれないから…」といって、自分の予定をいれることができないでいた。
端から無自覚に、自分の時間を人に明け渡してしまう。
それが私の問題点だった。

1年間、私は「私の予定」を手帳に書き込むことを続け「次の休みは、私は○○をするから」と家族に伝えることができるようになった。
まだよたよたしているけど、その月の目標を達成できるようになった。


それなのに、私はちっとも満足しない。
やりたいことが出来ることはとても嬉しいけど、毎日何かに急き立てられている感触が消えない。
時々、疲れがたまって体調を崩すこともある。

何かが違う。おかしい…。


文節区切りの線

今回のワークショップを受けて、その原因が「時間の見込み違いと詰め込みすぎ」にあるとわかりました。

それは今まで何度も言われてきたけど、言われるたびに「…そんなはずない。もうちょっと頑張れば、ちゃんとできるはず」と心の中で思っていました。

私のことなんだ…とわかり、ちょっとしょんぼり。
だけど、「自覚して!」と言われ続けてきたことをようやく自分のこととして受け止めることができて、嬉しくも思う。
またそれに取り組めば、今よりもっと良くなっていくとわかっているから。


文節区切りの線

それと私は、自分の時間はバンバン使わないといけないと思っていました。
やってみたいことや目標に向かうための行動を、どんどん予定にいれていました。

だけどワークショップで、みなさんの「やりたいこと」を聞いていると、私には「自分を癒す、ごほうびをあげる、のんびりさせてあげる」といった視点が、抜けていることに気づきました。

私は、ひたすら自分を駆り立てていた…。
手帳に書いた予定をみるだけで、疲れてしまう理由がよくわかりました。


文節区切りの線

今、私は一番困っていた「仕事が終わってから寝るまでの時間の過ごし方」に取り組んでいます。
それは、効率をあげることや時間の工夫ではありません。
「私が心地よいと思うペースはどれなのか」ということを感じながら、調整する日々です。

趣味の時間や挑戦してみたいことだけでなく、自分を癒したり、のんびりさせてあげる時間も意識して、手帳とにらめっこしています。


「日々の時間をおだやかに、ゆったりと感じられるようになりたい」
1年たつ頃には、私の今の願いが叶えられていますように。




タイトルはじまり目印

A. Y. さん(40代以上/東京都よりご参加) あすみクラス



タイトル下の線


手帳に書き込んで改めて眺めたとき、あれれ? となった。
なんだか思っていたこととだいぶちがう。180度違っている。

わたしの方向性は何かとてつもなく自分に無理をさせて追い立てて詰め込んでいる感じで、いたわりのかけらもなかった。自分がすごくかわいそう。

わたしは全然自分に時間を与えてなかった。十分な時間をあげられてなかったーと思った。


文節区切りの線

やりたいことを、入れていい。
十分休んでいい。

この二つが、今回の発見。

時計は追いかけてくる嫌なものだったけど時計はイマココ現在地を知るのにとても役立つ計器だと思った。


自分をなんとかするんだ、と動き出した頃に読んだエックハルトの本で出会った言葉。
今までも、これからも、この先もずっと、今しかない。ということ。

それを信じてしまうと「そらみたことか」と突っ込まれる感じがして怖い。
ぞくっとさせるあの感じ。

けど、そうではない。きっとちがう。
やってみたらわかる。きっとそう。
自分の心地よさが増えても何かとんでもないことになったりは、しない。


文節区切りの線

チェアワークで浮かんできた、シーツを新調する、をやった。自分の好きなタオル地のシーツに変えた。
なんでもっと早く、それをしなかったんだろう? というぐらい気持ちがいい。

サンマの塩焼きにすだちを絞って食べる、もやった。
とても美味しかった。

編み物は、やっぱり大好きみたい。どんどん編み進められるもの、それから長くかかるのである程度入念な準備が必要なもの。
両方やっている。はまっている。楽しい。

疲れたら横になり、ふっーっと息を吐いたり、ぼーっとしたり。
わたしはこんなにも休みたかったのか、と思った。

ねれなくなるから、と禁止していたコーヒーも朝淹れてみた。
粉から淹れて飲むコーヒーはやっぱり美味しい。


文節区切りの線

今のわたしが知ってる以上にもっと心地よいこと、もっと穏やかで温かいこと、軽やかで楽しいことがたくさんある、はず。


時間を立て直す、ということを意識してやることにとても大きな意味があると感じた。
そしてわたしにもできるぞ、っていう感じがしてきた。

反応は相変わらずあるにはあるし、気になっちゃうこともたくさんあるけど、もっともっと気になることが、出てきたしこれから増えていきそうな気がしている。




タイトルはじまり目印

C. W. さん(40代以上/埼玉県よりご参加) あすみクラス



タイトル下の線


私へ

「もっと時間に満足出来るようになりたい」
「私が好きで楽しいことを、見つけたい。それを、時間の中に入れられるようになりたい」
「心に願ったことを、行動に移せるようになりたい」
「時間って、こういうもの? もっと何かあるんじゃないか?」…

色々思うことはあるけれど、私は時間も夢も苦手で、向き合うのは怖い。
でも、あきらめたくない。
そんな思いで参加したワークショップだった。


文節区切りの線

私は、まずは日常生活の底上げからだったね。
「生きる=今ここで味わう身体感覚。心地よく過ごすこと」

ああ、そうだった。
今までに何度も聞いていて、分かっているつもりだったけれど。

本当に、知っていることと分かっていること、出来ていることは違うことだ。
…がっくりくるけれど、だからこそ、私は何度もこうやって確認している。

繰り返すことで、今まで出来なかったことが出来るようになるなら、それで充分 OK じゃない?


文節区切りの線

午後のワークで出てきた「こうなっていたい未来図」は、今思い返すとおかしくなってしまう位、最初は頭で考えた立派な状態だった。
(たしかに、「楽しかったら、とっくにやっている」ね)

その後、サポートしてもらいながらチェアワークして出てきたものは、素直に「したい」とか「したら楽しい」と思えること達で。

「これかな?」と感じたものは、いつか聞いたように、全く私と関係ないことじゃなかった。
むしろ心の奥にずっとあったけれど、向き合うのが怖くて見ないようにしていた部分かもしれない。


文節区切りの線

「あっ、いい!」と思ったのも束の間、早速いつものものが顔を出す。

出来なかったら、どうしよう?
…才能ある人もうまい人もちゃんと勉強した人も、沢山いる。私の出る幕なんて、きっとない。
やるなら、物にしないといけない。
(何でだかわからないけど)ひたすら努力しないといけない。

始めたら、結果を出すまで止めてはいけない。
すぐ出来ないなら、才能はない。


…客観的にみてみると、ばかばかしいというか、自意識過剰? でかえって恥ずかしいかも…。
でも、本気で怖い。


文節区切りの線

我ながら、本当に「達成・立派」にとらわれているみたいだ。
(自分では、今までそう達成したこともないし、そんな達成思考ではないと思っていたところが、怖い。そして、自分1人の世界に閉じこもっていたら、そんなことにも気付けない)

そして、「達成」は「私の楽しさ・幸せと、何の関係もない」。
改めて、本当だ。

全然楽しい気持ちになれないし、始める前からやる気も出ないし、怖くて動けない。
一気に立派を目指すなら、きっと何をやっても楽しさなんて感じられないよね。
きっと、その考え・やり方が間違っている。

そうはいうものの、私には「これだ!」と思うと、最初からきれいに結論をまとめようとするくせがあるから、せっかく出てきた望みも本当にこれでいいのか、正直不安だ。


文節区切りの線

でも、これだけは分かっている。
私は、私の時間をただ浪費したい訳じゃない。

10年後も、同じ時間の焼き直しをしていたくない。


すごく怖いけれど、嫌になるほど沢山出てきた私をしばる制限を、少しでも超えてみたい。
新しい見方で、身体で、時間を生きてみたい。
私に取っての幸せや楽しさを感じながら、満足しながら生きていたい。

それなら、目の前の1個ずつを、実際やってみるしかないよね?
経験を通してしか分からないことがあることを、今の私は知っている。


「今、ここの時間」を大切に、味わいながら。
いつも「今、ここの時間」から始まるのだから。


最後になりましたが、優月さん、スタッフの皆さん、ご一緒した皆さん、温かく楽しい空気を、沢山のシェアを、ありがとうございました。




タイトルはじまり目印

S. H. さん(30代/宮城県よりご参加) あすみクラス



タイトル下の線


このワークショップを受ける目標としたのは、「時間ともっと仲良くなりたい」という、漠然としたものだった。
ワークショップ・クラス受講を終えたいま、自分が自分のためにやっていきたいことが、よりはっきりと見えたような気がしている。


文節区切りの線

「手帳を作っていく」ワークでは、どれも実際にやったことがなかったやり方であり、これをやってみる、ということが一つの希望と感じている。
同時に、自分がそのやり方にとても不慣れで、ヨロヨロ、ヨチヨチしているのを感じる。

きっと、たくさん転ぶのだろうと思う。
でも、だんだんとできるようになって、そのやり方が自分に合っていって、安心して日々を過ごすことができるなら、絶対にその方がいい。

その確信をもって、いま試行錯誤をしている。


文節区切りの線

どんな地図を描くかを考えるにあたって、今回認識した2つのことがとても印象深い。

まず、目的は「満ち足りた人生」であり、「達成」ではない、ということ。

どうやら私は長いこと、少し(またはずっと)先の方でキラキラしているように見える、「達成」に該当するいろいろなものを追いかけ続けて、自分がすり減っていくという破滅的な時間を過ごしていたらしい。


「まだできていない」「うまくできないかもしれない」といった考えの根っこには、「達成」を目指すべき、という気持ちが潜んでいるように思う。

それを目指すのではないとしたら…「できていないからダメ」と責めたり、「そもそもそれを欲しがる資格がない」と諦めたり、という必要がないのかもしれない。
自分が満ち足りることにつながるように、発想を転換し、行動を変えていきたい。


文節区切りの線

もう一つは、「限界」の考え方。

疲れたら、眠くなったら、持っている時間でやりきれなかったら、そこが「限界」ということ。
そして、「限界」は個人によっても、物事によっても、異なるということ。


私はずっと、限界を気合いで超えなければならないというような幻想を持っていたのだと思う。
それができないのは自分の努力不足、と責め立てながら…。

自分の身体のための時間、生きるための時間も必要なのに、それらの所要時間を甘く見て、充分に与えていなかった。
それどころか、このことはいま持っているこの時間内にはできないのだ、ということを認められず、「なんとか」しようとして、たとえば睡眠時間や自分に心地よさを与えるはずの時間を奪っていたなんて、なんという暴挙なのだろう。

それは全く自分のためにならない、ということがはっきりと分かった。そうではない方向を、自分で目指していきたい。


現実的な時間で予定を組んでみると、余剰の時間は本当に限られている。
自分がどんなことに時間をつかっていくのかを、慎重に真剣に考える必要がある。

自分の地図が分からない状態の不安を埋めるかのように、手近な「誰か」の意見に乗って安心しようとするとか、共依存的行動をとるというのは、まったく自分のためにならない。

そんな場合ではない。


文節区切りの線

「こんな未来がいい」ということを書き出すワークでは、チェアワークをくり返すたびに変わっていく自分から出てくる答えに、とても驚いた。

最初に描いたものは、もちろんそうしたいと思っているはずなのだけれど、もしかしたら「達成」を目指すようなもの、「理想」で固めたようなものが多く混じっていたかもしれない。

1回目のチェアワーク後には、なんてことはない、秋の味覚で空腹を満たすとか目の疲れを癒すとか、自分の身体に直結するものが出てきた。
すぐにできることがほとんどなのに、自分はそのことをすぐには与えようとしていなかった、と気づく。


チェアワークを重ねるうちに少しずつ自分の中から出てきたものは、なぜか自分の中で抑えていたようなこと。

いまはまだ時間がない、そうしたいと言えるだけの資格がない、等々、いつか厳しい条件を完全にクリアしてからなら、それを願ってもいいよ、とでもいうような感覚をどこかで持っていた。
そしてその「いつか」はいつになっても来そうにはない…。


文節区切りの線

1番やりたいことを選び、因数分解をしてみる、実際にスケジュールをしてみる、ということをいざやろうとして、自分がこれを選ぶとは意外、というものが第一候補になった。

正直なところ、まだどこか戸惑いもあり、ドキドキ、ソワソワしているような気がする。

「え…それを望んでもいいの?」
「いま、それをやってもいいの?」
「そのことをまだよく知らないのに、好きだと言ってもいいの?」
というように。

とても楽しみでワクワクすることを、どんなに後回しにしてきたかということの、裏返しでもあると思う。

ソワソワしながらもそのための時間を想像すると、思わず「ふふっ」とにやけてしまう。
こんなふうにただ楽しい、ということがあってもいいのだ。

その方向性や自分の感覚を知ることができたことも、今回の大収穫だと思う。


文節区切りの線


自分と相談をしながら、実際に時間を過ごしながら、自分にとってちょうどいいやり方を見つけていきたい。

すでに、たくさんの「ズレ」も見え隠れしている。
「灯台の時間」をスケジュールして、微調整をしてみよう。

一つずつ具体的なやり方を試しながら、体験をしながら、もっと時間と仲良くなっていこう。

優月さん、ご一緒した皆さま、大切な学びのひとときをありがとうございました。



| ONSA WORKSHOP は「回復者」が「主催者」のワークショップ


ONSA WORKSHOP は、「体験者」であり「回復者」が主催者のワークショップ。
基礎に忠実でありつつも、現実の状況に即した、実践的な内容が特徴となります。


「人生は、いつからでも変えられる」
多くの方が、プログラムをつうじて学ぶことで現状を変え、新しい時間を生きはじめています。