Y. W. さん(40代以上/愛知県よりご参加) せつげっかクラス
自己肯定は「ない」。
自己主張も「ない」。
ワークショップを経て、まだ自分に定着しきってはないけれど、私はこのことが「本当なんだな」「こういう空気の世界が、あるんだな」と感じ始めている。
私は、自分の中の実感はうすくても、とにかくそこに心を開いて感じいきたい。
私が「そっちの世界で生きたい」と心を開くことが、足場を変える最初の一歩だ。
私は、ワークショップや勉強会に出るたびに、私の原家族と、そこで過ごした日々の異常さを感じる。
かつての私は、それにとても落ち込み、自己否定にもつなげていた。
しかし今、私は「それは本当に異常なことなんだ」「私が苦しいのももっともだよ」という理解につながっている。
それを私は「健康な世界」への引越しの原動力にしたい。
ワークショップ・クラスのあと、私は度々、私の中の怒りにやられた。
湧いてくる怒りが強くて、もてあまし、つい自分にも向けて、しんどくなった。
でも私は、その不調具合もそのままじっと感じて、抑えるのをやめた。
私の中の怒りが、どんどん鮮明になっていった。
私の原家族にとってはささいなこと。本人すらもうきっと覚えてもいないこと。
それでも私はものすごく傷ついたし、痛かった。
同時に「なんで私が一番下だからって、いつもいつもあんたたちに従わないといけないのよ」という怒りが湧いてきた。
私はこのぐらいいやだったし、このぐらい悔しかった。
そこまでいって私はようやく「私はちゃんと怒りたかったんだ」「こんな不当な扱い、1ミリだって受け入れられない」と納得できた。
これもまた、私の自己主張。私の言いたかったこと。
今も大事にしたい、私の権利と境界線。
立場や年齢なんかで、私のありようを勝手に決められるなんておかしすぎる。
私だって一人の人間で、心も体もあるんだ。
私にとって自己主張は「今、この場でできるかどうか」も大きな課題。
でもそれ以上に「あの時、本当はこう思っていた」「本当はこう言いたかった」。
過去の痛みや暴力に埋もれて、蓋するしかなかった私の感情、声、ニーズ。
それを私が、私のために拾って、理解して、統合してゆく。
実際に「その人」には言えなくても、私が私の中で「それでいい」と確認し、主張する。
直接言うことだけが自己主張ではなく、「そっと離れる」だって、大事な自己主張だ。
ニーズをつかんでいれば、そのかなえ方はなんでもいい。
そのプロセスもとても大事だと私は思った。
私は、自己主張を「戦い、衝突、勝ち負け、緊張」ではなく「ただのニーズ」にしたい。
ラーメン屋で「塩ラーメンください」と頼むくらいの感覚におろしたい。
ワーク中の私の「〜したい」も、自分で言ってて「どうぞどうぞ、好きにやれば」だと思った。
本来、そのくらい普通で、フラットなこと。
私が私のニーズを大事にすることは、別に他人を侵害しない。
それが健康な世界の空気か…と思うと、私が今までどっぷりはまってた世界ってなんだったの…と思う。
私は、改めて知った健康な世界を、もっと自分の目で見て、肌で感じて、なじんでいきたい。
回復のプロセスで、私がようやくつかめてきたこと。
・知識などで「自分の歪みや痛みに気づく」
→ 気づいて終わりじゃなく、そこが入り口になって、過去の感情が浮上してくる。
この過程は、しんどい。でもここをやらないと私が再生しない。
だから一層、私にやさしく、励ましながら進む。
・どんなに努力しても、走っている足場や目指す先がずれていたら、意味がない。
→ 今回のワークショップ中のワークでも、私はこのことを何度も痛感した。
私は「〜したい」すらも「正しそう」「これならOKとされるだろう」を並べてしまっていた。
でも今の私は、ずれに気付いたらすぐに認めて、ストップできる。
この歩みを褒めながら、進もう。
・体を整えないまま、頭でどれだけワークしても、あまりうまくいかない。
→ 迷子になりやすい「自己肯定」も、体へのちょっとしたアプローチで「自然と」できた。
これはかなり驚きだった。
どんどん練習したい。
どのワークショップに出ても、アプローチの方向が異なるだけで、基本や根は同じだとますます実感する。
私はもっと私の心や体とつながって、私の声を出したい。
自分に嘘をついてないときが、私は一番心地いい。
もう無理もごまかしもいや。
私のしたいことは、いい意味でたいしたことなくて、それで十分いい。
私は、そう言えるようになった自分が好き。
優月さん、スタッフのみなさん、お仲間さん
ありがとうございました!
M. K. さん(30代/福岡県よりご参加) せつげっかクラス
ただ在ること、本来のまま在ること、それを難しくしてしまっていたのだなと思った。
存在しているものを違う形にすることはできないし、歪めてみることも違う。
それがわかったワークショップだった。
| ONSA WORKSHOP は「回復者」が「主催者」のワークショップ
ONSA WORKSHOP は、「体験者」であり「回復者」が主催者のワークショップ。
基礎に忠実でありつつも、現実の状況に即した、実践的な内容が特徴となります。
「人生は、いつからでも変えられる」
多くの方が、プログラムをつうじて学ぶことで現状を変え、新しい時間を生きはじめています。